ブルー・ミッチェル はおいらにとって“期間限定ハードバッパー”なんじゃ
ないかという気もする時もある。
1952年ルー・ドナルドソン「4, 5 & 6」に参加しているという例外はあるけれど
1958年リバーサイドレーベルに本作を録音するまでの彼は
レッド・プライソック などホンカーのバックバンドでの
活動を続けたトランペッターであった
59年にホレス・シルヴァー・クインテットに参加、60年代には リバーサイドレーベルからブルーノートレーベルに舞台を移して、ハードバップの火を
守り続けたが、1968年西海岸に移ってからはソウル、ファンク的な音作りに精を出し
ジョン・メイオールのバックバンドにも加わっている。
晩年(1979年死去)はディスコにも取り組んだ。
その辺に目をつぶる日本の頑迷なファンにとってはブルー・ミッチェル は
ハードバッパーなのだろうがブルー・ミッチェル にとってハードバップとは
彼の一部でしかないのである。
とはいえ“ハードバップ時代”の彼はこれはこれでため息が出るほど素晴らしい。
特にリバーサイドレーベル録音は甲乙つけがたい。
本作品は同社自慢のメンツを集めて、ブルー・ミッチェル のジャズ界再登場を祝うような内容。
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの当たり曲となる
「ブルース・マーチ」が初めて公開されたアルバムである。
ビッグ6/ブルーミッチェル
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ジャズアルバム紹介 ブルー・ミッチェル/ビッグ6を加筆・修正
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